シャチの赤ちゃん(ラビー)の声の発達

1998年1月11日 千葉県の鴨川シーワールドで、雌のシャチ「ステラ」が赤ちゃんを出産しました。水産工学研究所の赤松友成は、鴨川シーワールドの全面的なご協力のもと、ラビー(Lovey)と名付けられた赤ちゃんシャチの音声発達を継続的に記録しています。

赤ちゃんシャチは、生後数日から声を出し始めます。2ヶ月齢程度までに、親に似た音質の声を出し始め、生後6ヶ月から8ヶ月齢程度で親と同じような抑揚の声になっていきます*。現在までのところ、ラビーの音声は順調に発達しているようです。

*Bowles, A. E., Young, W. G. and Asper, E. D. (1988),  Ontogeny of stereotyped calling of a killer whale calf, Orcinus orca, during her first year.  Rit Fiskideildar, 11: 251-275.


       母親(ステラ)と一緒に泳ぐラビー

赤ちゃんの声

 1998年1月17日(生後6日)  濁った声

 1998年2月23日(生後43日) 少しきれいな声になってきた

 1998年3月26日(生後74日) 声に抑揚がでてきた

 1998年6月 9日(生後149日)  抑揚がはっきりしてきた

 1999年2月 9日(生後394日)  親とほとんどかわらない
 

親たちの声

周りにいる大人たちは、みなアイスランド海域からやってきました。このため、同じようなパターンの声を発します。

 ビンゴ(父親)

 ステラ(母親)

 オスカー(同居の雄)
 



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