このページでは、イルカがものを探るときに使う、ソナー音を体験していただきます。下線がひかれているところを、クリックしてみてください。説明された音が、聞こえます。
イルカは音でものを見ていますが、その音は、人間には聞こえないことが多いのです。たとえば、伊豆諸島の御蔵島にいるハンドウイルカの生の声を聞いてみましょう。
雑音ばかりで、なにも聞こえませんか? たしかに、聞こえるのは、船のエンジンの音だけです。
では、ちょっと小細工して聞こえるようにしてみます。まったく同じ時刻の録音なのに、どうしてこんなに違うのでしょうか。
もちろん、雑音を除去する工夫もしてありますが、その本当のわけは、音の振動数がとても大きいからです。
私たちに聞こえる音、たとえば1秒間に千回振動する音は、こんなふうに聞こえます。1秒間に4千回振動する音は、こんなかんじ。聞こえないイルカの声は、このさらに20倍以上、1秒間に10万回も振動します。人にもよりますが、人間は1秒間に2万回までが限界です。聞こえないのも当然です。
そこで、もう一度、125分のスピードで、ゆっくり再生したハンドウイルカの声を聞いてみましょう。なんだか木魚みたいです。
イルカは、こんな高い声を使って、水の中を探っています。
ところで、聞こえないイルカの声は、種類によって違います。同じようにゆっくり再生したネズミイルカの声は、ハンドウイルカにくらべ、ちょっと甲高いかんじです。