Finding the balance of nature and man

 

地球はその表面の70%を海が占める水の惑星です。我々人間が陸上から得ることができる資源には限りがあり,海の資源をバランス良く利用することが望まれます。生物の絶滅や環境の不可逆的な改変などの悪影響を及ぼすことなく海の資源を持続的に利用するためには,海の環境と生物の特性を理解し,生物の生存に必要な条件を確保することが必要です。また,人間の活動が直接的・間接的に海洋に及ぼす影響を把握し,不必要な悪影響が及ぶことのないよう適切に管理しなければなりません。


島国である日本では海からの恵みを四季折々の食糧として利用するライフスタイルを古くから大切にしてきました。しかし,近年の人口・年齢構造や産業構造,食生活の目まぐるしい変化によって,地方の一次産業は経営難や後継者不足などの深刻な問題に直面し,著しい衰退傾向にあります。豊かで生産性の高い海洋生態系を保ち,それを基盤として地域の産業,文化,コミュニティーが持続していくことが大切です。このような生態系と社会のあり方について,生産者,流通業者,消費者,管理者がそれぞれの立場で考え,行動を起こすべき時が来ています。


消費者が安さを追求し,生産者や流通業者が目前の経済効率を最優先すると,自然の持続的な利用を実現することは困難になります。しかし極端な環境保護・動物愛護も現実的な解決策を見出すことができません。ここでは自然と人間のバランスが大切であり,そのバランシング・ポイントを見出す際に科学は重要な役割を果たし得る筈です。


このサイトでは,このような考えに基づいて私が周りの若手研究者たちと一緒に取り組んでいる研究の概要と,面白そうなトピックをご紹介いたします。

清田雅史のホームページ

Masashi Kiyota


プロフィール

    1959年生まれ,農博


現所属:

(独)水産総合研究センター

 国際水産資源研究所

    外洋生態系グループ長

東京海洋大学

 連携大学院教授

東京農工大学

 非常勤講師


所属学会:

    日本哺乳類学会

    日本動物行動学会

    応用動物行動学会

    Society for Marine Mammalogy

 水産海洋学会


連絡先:

 E-mail: kiyo [a] affrc.go.jp

([a]は@に換えてください)

海洋生態系の中に人間活動を調和させた

持続可能な社会のあり方を考える