森田健太郎 Kentaro MORITA 更新履歴

独立行政法人水産総合研究センター 北海道区水産研究所 亜寒帯漁業資源部 浮魚・頭足類生態研究室
085-0802 北海道釧路市桂恋116
E-mail: moritakaffrc.go.jp

研究に対する理念

私は、水産業は豊かな自然環境が存在してこそ成立する産業であると考えます。しかし、過度の乱獲や環境破壊と重なって、多くの資源は低水準にあるのが現状です。一方、サケのように人工ふ化放流事業によって資源が高水準にあるとされる種もありますが(注1)、自然再生産する個体群は著しく減少し、遺伝的撹乱も進行するという問題が指摘されつつあります。また、トドは漁業被害をもたらすとして数十年前までは駆除一辺倒でしたが、近年では絶滅危惧種に指定され捕獲可能な頭数が制限されるようになりました。さらに、日本の食文化に欠かせないマグロ類でさえも絶滅危惧種の判定基準に合致するほど減少しており(注2)、水産学自体が生態系の保全も考慮していかなければ成立しえない社会的状況にあると言えます。先に述べたように、私個人的にも、豊かな自然環境が存在してこそ水産業は持続可能なものに成ると信じており、保全生物学的な視点に立った研究を志したいと考えています。
(注1) 複数の地域でサケが増加したことから、他の影響も大きいと思われる(→ロシアと北海道の比較)。
(注2) マグロが減少したのは事実であるが、本当に絶滅危惧種かどうかは分からない。

これまでの研究内容
論文(査読付き)
著書・読み物
報告書(査読なし)
趣味のリンク
お勧めの書物(サケ科)
略歴


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